ご挨拶(実行委員長 : 松本 幸次)
青少年のための科学の祭典・日立大会は2002年を初回として、関係するすべての皆様のご支援を賜り、現在まで途絶えることなく継続しています。
毎年会場には4000人程度の子どもたちや保護者の方が集い、多種多様な科学的な体験をすることが出来ます。出展されたブースの前では、毎回子どもたちが目を輝かせ五感を働かせながら、驚きの歓声が会場内に響き渡ります。
青少年の科学の祭典・日立大会は「理科や科学が好きで知的好奇心に溢れた子どもたちを育てましょう」「次世代の科学技術を担う人材を育てましょう」をねらいとして開催しています。多くの出展者の方々がこの趣旨に賛同され、毎回工夫をこらした体験型実験ブースが展開されます。感性ゆたかな子ども時代に、科学に感動し、楽しむ原体験が科学の芽を育み、科学への扉を開いてくれます。
本大会が継続して開催することができるも、日立市教育委員会、(公)日立市民科学文化財団をはじめ、多くの企業、団体、医療機関等の皆様方、さらに労を惜しまず出展される皆様方のご支援の賜です。心より感謝申し上げます。
本ホームページをご覧の皆様、是非ご一緒に科学の世界へ旅立ちましょう。
青少年のための科学の祭典の趣旨
1992年に始まった「青少年のための科学の祭典」は2024年で33年目を迎えます。科学技術の理解は単なる知識の伝達ではなく、観察・実験等の実体験が効果的だと言われ、とりわけ子どもの頃に受けた感動や体験は原風景となり生涯残ると言われています。
“今、とにかく実体験の場が消えている!科学の魅力を体験できる機会を”という考えから、「青少年のための科学の祭典」は、科学技術の楽しさや面白さ、発見の喜びや感動を一人でも多くの青少年に体験してもらうことを目的としています。創造性と熱意に溢れた、小学校から大学に及ぶ先生方や生徒達が一堂に集まり、各々のユニークな手法でお祭りの出展のように、会場に理科の全分野を網羅した多彩な実験や工作を展開します。来場者は、その中で興味を持ったものに自ら参加し、不思議に思うことを講師に直接たずねたりしながら、科学技術の楽しさや面白さを体験できるのです。
「青少年のための科学の祭典」はこのような貴重な体験を皆で分かち合うことを目指した全国的な活動です。
日立大会の趣旨
私たち実行委員会は、子どもたちの健全な成長には、子ども時代の 五感を通した体験活動 が不可欠と考えます。子どもたちは、自然、人、社会等と五感を駆使して直接に関わる行動の中で、様々な事を体験し、学んでいきます。
しかし、近年は、都市化、少子化、電子メディアの普及などにより、これまで身近にあった自然の空間や経験の場、「本物」を見る機会などが少なくなっており、学校・家庭・地域は、人づくりの「原点」である体験活動の機会を、連携して意図的・計画的に創出していこうとしています。
翻れば、私たち大人は、子ども時代の印象的な体験が、その子のその後の興味関心に影響し、左右することを経験的に知っています。これは、時代が変わろうとも変わることはないでしょう。さて、科学の魅力を知る私たちは、心ときめくすばらしい科学体験を子どもたちにプレゼントしようではありませんか。
科学の祭典の会場は、丸一日好奇心あふれる科学空間になります。子どもたちの心には、いつか芽を出す 科学の種が蒔かれます。
「楽しそう!」から「なぜ?」に。「なぜ?」から「そうか!」に。
「一人でも多くの子どもに科学体験を提供し、一人でも多くの科学好きな子どもを増やす」を理念に、青少年のための科学の祭典・日立大会は、科学が好きな子どもの裾野を広げて行きます。
日立大会の概要
2000年12月、日立市池の川運動公園を会場に開かれた「青少年のための科学の祭典・茨城大会2000」は、国の委託大会としては全国一巡目最後の大会にあたり、過去最大規模で行われ、113件の出展に二日間で、市内全ての小中学生を含む約18,000人の来場者を集めました。各県を巡ってきた文部科学省(旧科学技術庁)の委託大会は、通常県庁所在地で開かれてきましたが、茨城大会は工都日立を背景に日立市での開催になりました。
県大会終了後、主催した実行委員会は、「この科学を楽しむ機運を茨城の子どもたちに定着させるため、この祭典を続けよう。」と、日立市から参加していた県大会実行委員が中心となり、日立大会実行委員会が組織され、2001年以降途絶えることなく毎年開催しています。 (新型コロナウイルスの感染拡大により2021年の第21回大会のみ中止となりました。)
日立大会のこれまでの実績
開催日 | ブース数 | 来場人数 | |
茨城大会2000 | 2000 / 12 / 9 〜 12/ 10 | 131 | 17,629 |
第1回大会 | 2002 / 2 / 9 | 40 | 3,246 |
第2回大会 | 2003 / 1 /11 | 39 | 4,314 |
第3回大会 | 2003 / 12 /7 | 60 | 4,107 |
第4回大会 | 2004 / 11 / 7 | 56 | 3,800 |
第5回大会 | 2005 / 12 / 4 | 55 | 2,122 |
第6回大会 | 2006 / 11 / 12 | 31 | 2,336 |
第7回大会 | 2007 / 11 / 4 | 44 | 4,188 |
第8回大会 | 2008 / 12 / 7 | 44 | 4.194 |
第9回大会 | 2009 / 11 /22 | 43 | 2,476 |
第10回大会 | 2010 / 11 / 28 | 46 | 3,470 |
第11回大会 | 2011 / 11 / 13 | 46 | 2,810 |
第12回大会 | 2012 /12 / 15 | 24 | 403 |
第13回大会 | 2013 / 12 / 1 | 45 | 4,980 |
第14回大会 | 2014 / 11 /30 | 56 | 5,120 |
第15回大会 | 2015 / 11 / 29 | 50 | 5,812 |
第16回大会 | 2016 / 11 / 27 | 54 | 2,995 |
第17回大会 | 2017 / 11 / 26 | 52 | 3,033 |
第18回大会 | 2018 / 12 / 2 | 60 | 3,912 |
第19回大会 | 2019 / 12 / 1 | 55 | 4124 |
第20回大会 | 2020 (オンライン開催) | 20 | オンライン開催のため集計なし |
第21回大会 | 2021 / 11 / 14 | 開催中止 | 開催中止 |
第22回大会 | 2022 / 10 / 23 | 45 | 3,416 |
第23回大会 | 2023 / 10 / 29 | 50 | 3,024 |
第24回大会 | 2024 / 10 / 20 | 54 | 3,323 |